ツノ銀中飛車の軌跡

ツノ銀中飛車は穴熊に弱いと言われてますが、いやいやそんな事はないですよ奥さん。しっかりポイントを稼いで攻めを完封してしまえばどうということはありません。むしろうまくいけば他の振り飛車より勝ちやすいぐらいです。
ということで例によって中盤でこけていますが、、、かなり完璧に穴熊潰しができた一局です。

うｐ忘れで良い棋譜がありました。3八飛急戦はツノ銀中飛車で有名な仕掛けですが、今までなぜか指されませんでした（笑）さすが6段で、界隈で有名な68銀上がらずの裏定跡をご存知のようです。これ結構難しいんですよね。
ただ、今回はさらにさらにその亜種の形で、飛車先を85歩まで突きこしていない形でした。22角を咎めようという腹な訳です。その際の面白い受けをご紹介。
中盤でこけるのは仕様です。右玉もどきの受け方になっていますが、美濃に組んでいたらもっとはっきり良かったと思います。やはり急戦には美濃のほうが良いです。

前回とほとんど一緒の受け方ですが、相手が飛車先を保留したため一手得をしました。この効果は絶大で、完封モード入りました。今思えば62銀より54歩を先にしたほうが前回の棋譜もより良い変化になるはずなんですよね。横がスカスカになりますが、そのほうがお得な感じです。

初めて4六金型急戦を指されました。はるか昔に自分が使った事はありますが、受ける側に立つと金立ちで受けたい感じです。羽生の頭脳に書いてあったと思いますが、受け方を完全に忘れてます。でも金立ちで余裕で受かっている気がするので、今後ボコボコに負けない限り、良しとします（笑）

中央に飛車がいるのに，まさかの四枚穴熊に組まれました．ええ，自分が咎めないからなんですケド．それでもツノ銀中飛車なら勝つる！（途中凄く怪しいですが…） やはり四枚には組ませないほうが楽です．